「ホームステイと寮、結局どっちがオススメなんだろう?」
「各滞在先のメリットとデメリットって何かな?」
「自分に合った滞在先が知りたい!」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
留学の滞在先は、悩みどころの1つですよね。筆者もかなり悩みました...
実は、オススメの滞在先は人によります。
留学する人の性格や目的、滞在先で何を重視するかは人それぞれだからです。
そこで、今回は、ホームステイか寮かで迷っている方に向けて留学経験者の筆者が解説します。
本記事の内容
- ホームステイと寮の特徴
- 各メリットデメリット
- 各滞在先に向いている人
留学経験者3名の体験談も紹介しているので、最後まで是非ご覧ください!
目次
ホームステイとは、現地のご家庭に滞在すること
ホームステイとは、現地のご家庭に滞在することです。
基本的には、家具や寝具がそろった部屋が与えられ、食事がつきます。
ホストファミリーというと、ネイティブで標準的な家族構成を思い浮かべがちですが、実際はさまざまです。子供のいるご家庭から老夫婦、単身者、さらには移民してきた家族だったりします。
ホームステイのメリット
では、ホームステイのメリットとは何でしょう?
3点ご紹介します。
①留学先の生活文化を体験できる
ホームステイ先の衣食住が必ずしもその国の標準とは限りませんが、寝食を共にすることで、留学先の生活文化を体験できます。
家庭料理から祝日の過ごし方まで。パーティーだってあるかもしれません。
また、ホストファミリーによっては、週末に旅行やキャンプに連れて行ってくれることもあるので、ひとりではできなかった体験を積むことができるでしょう。
②最低限の準備で留学できる
ホームステイは最低限の準備で留学できます。
たとえば費用。ホームステイには基本的に食費が含まれているため、それだけ費用が少なく済みます。
また、その場合は自炊する必要がないので、生活能力に自信のない人でも滞在できるでしょう。
さらに、ホームステイ先には家具や寝具がそろっていることがほとんどです。そのため、日本から持っていく物が少なく済むうえに、現地で調達する手間も費用もかかりません。
③サポートが期待できる
留学先では突然の病気など、思わぬトラブルに遭うことがあります。
そんなときは、ホストファミリーがサポートしてくれることも。ひとりや留学生同士では難しいことでも、現地の大人であればスマートに解決してくれます。
また、勉強の相談にのってくれたり、現地ならではの言い回しを教えてくれたりすることもあります。
現地のことを理解している大人が側にいるのは、心強かったです!
ホームステイのデメリット
では、ホームステイのデメリットは何でしょう?
3点ご紹介します。
①ホストファミリーと相性が合わない場合がある
ホストファミリーとは相性が合わない場合があります。日本でもいろいろな人がいるように、外国人もさまざまだからです。また、性格だけでなく、食事や生活習慣、宗教の違いから相性が悪いと感じることもあります。
たとえば、ホストファミリーがベジタリアンで野菜や豆類しか出してもらえなかったり、毎週日曜日には教会に連れていかれたりなど。
中にはビジネスとして留学生を受け入れている場合もあります。思い描いているような温かいおもてなしが受けられるとは限りません。
どうしても変えたい場合は、業者に相談しましょう!
②独自のルールを設けている場合がある
ホームステイ先によっては、独自のルールを設けている場合があります。門限やシャワーを使う時間に制限があることも。厳しいと「洗濯は週1回」「シャワーは5分だけ」といったルールまであります。
入っていいのは、自分の部屋とトイレ、キッチンのみ。
プライバシーをきっちり分けるご家庭だったのでしょう。
③学校から遠い場合がある
ホームステイ先が、必ずしも学校から近いとは限りません。
片道1時間なんてこともあり得ます。
バスや電車など交通機関を利用しなければならないこともあり、定期券などを買う手間と費用がかかってしまいます。
勉強時間も削られるので、悩みの種になることも...
ホームステイに向いているのは、費用を抑えたい人!
ホームステイに向いているのは、費用を抑えたい人です。
基本的に、ホームステイの滞在費には食費が含まれています。そのため、寮滞在と比べると安い傾向にあります。
費用が少なく済めば、留学前にアルバイトなどをしてお金を稼ぐ時間も少なく済みます。勉強に少しでも時間を当てたい人にオススメです!
また、滞在費そのものは安く抑え、観光や旅行など他の経験にお金を使いたい人にもオススメです!
寮滞在とは、学校などが提供する住居で暮らすこと
寮滞在とは、学校や業者が提供する住居で暮らすことです。
大学寮であれば同じ学校の生徒、学生寮(レジデンス)であれば他の学校の生徒や長期滞在者がいることも。どんな人と生活するかは、運営スタイルによってさまざまです。
部屋には机とベッド、クローゼットが置いてあり、トイレやシャワー、キッチンが共有である場合がほとんどです。
寮滞在のメリット
では、寮滞在のメリットは何でしょう?
3点ご紹介します。
①さまざまな国の人と関わる機会が多い
寮はさまざまな国の人と関わる機会が多いです。
運営スタイルによって関わる国籍は変りますが、寮ではさまざまな国の人と共同生活することがほとんどです。現地の学生や他国からの留学生、一般の長期滞在者など。
色々な価値観に触れ、知見を広げることができるでしょう。
②学校から近い
寮は学校から近いことがほとんどです。徒歩や自転車で通えるため、交通費がかかりません。忘れ物をしてもすぐ取りに戻れるうえに、悪天候でも難なく通学できます。
勉強や有意義なことに、より多くの時間を使えるでしょう。
③ネット環境が整っている
ホームステイの場合、ネット環境は家庭によりますが、寮の場合は整っていることがほとんどです。そのため、現地に着いてすぐググれたり、日本の家族へ安否を知らせたりできます。
自分で契約する場合の手間と費用もかかりません。
寮滞在のデメリット
では、寮のデメリットは何でしょう?
3点ご紹介します。
①滞在費が高くなりがち
寮は滞在費が高くなりがちです。
食費込みのホームステイと違って、寮は別途必要なことがほとんどだからです。自炊するにしても、食堂で食事を取るにしても、その都度お金がかかります。
また、マットレスや布団などの寝具がそろっていない場合もあるので、費用がさらにかかることも...
用意すべきものがないか、事前に確認しておきましょう!
②ルームメイトと相性が合わない場合がある
寮は相部屋であることがほとんどです。そのため、ルームメイトと相性が合わないことも。たとえ日本人であったとしても、生活リズムが違っていたり、衛生面などでカルチャーショックを受けたりするかもしれません。
勉強を教えて欲しかったので、残念です。
③プライバシーが保ちにくい
寮ではプライバシーが保ちにくい傾向にあります。部屋にはルームメイト、共有スペースには誰かしらいることが多いので、長時間1人になれることはあまりありません。時にはトイレの個室でしかプライバシーが保てないなんてことも...
ルームメイトが帰ってくる時間やキッチンに人がいない時間帯を覚えておき、1人の時間をつくっていました!
寮滞在に向いているのは、さまざまな人と関わりたい人!
寮滞在に向いているのは、さまざまな人と関わりたい人です。
運営スタイルによって関われる国籍や年代は変わりますが、どんな寮であっても人と関わる機会は多いからです。
ルームメイトはいうまでもなく、受付がある場合は受付の人、廊下を歩けばさまざまな人とすれ違います。また、キッチンなどの共有スペースでお喋りをしたり、学習スペースで勉強を教え合ったりなんてことも。
寮内のイベントに参加すれば、さらにたくさんの人と関わることができるでしょう。
学校のイベント情報も入手しやすいため、やる気さえあれば人間関係を無限に広げることができます。
なので、寮滞在は友だちをたくさんつくりたい人や外交的な人、いろいろな価値観に触れたい人などにオススメです!
自分に合った滞在先を選ぼう!
いかがだったでしょうか?
ホームステイと寮のそれぞれの特徴、メリットとデメリットをご紹介しました。
各滞在先に向いている人や体験談も参考になれば幸いです。
ご自身の性格や留学の目的、滞在先で重視したいことを洗い出し、自分に合った滞在先を選びましょう!